共有メモ
『1件目.2件目 事件内容』
1件目 12月12日 平美中
4人家族 死亡推定時刻 午前3時
2件目 12月13日 上黒
5人家族 死亡推定時刻 午後22時
死因は:身体を一部欠損させたことによる、
出血性ショック死
『ボロボロな本:花魁鳥市の由来』
花魁の連続殺人事件
花魁鳥市には19世紀、吉原のような遊郭があり、○○屋はその中でも一番の人気店であった。
○○屋には黒い噂が存在していて、花魁と一夜を共にすると次の日別の場所で死体として発見されるというものだった。
しばらくして○○屋の一人娘は 「花魁と○○の主人が殺人を行っている」という事件の真相を世間に暴露する。その翌日花魁は、自殺した。
殺された人々、また花魁の魂を鎮めるべく、現在の上黒(うえこく)に慰霊碑が建てら・・・
文字がかすれてしまい読み取れない。
資料室
『1件目.2件目 事件内容』
1件目 平美中
12月12日
4人家族 死亡推定時刻 午前3時
55歳女性 25歳男性 23歳女性 18歳男子
25歳男性のボタンがなくなっていた。
2件目 上黒
12月13日
5人家族 死亡推定時刻 午後22時
48歳男性 50歳女性 80歳女性
87歳男性 25歳女性
死因:一部四肢欠損による、出血性ショック死
また、欠損部が化膿している。
短時間の化膿について、詳しい原因が不明。
資料室
『資料:2008エトピリカ殺戮事件 要約』
報告書:斑鳩
10年前の11月 一日ごとに一軒ずつ 家族全員を虐殺するという、非道な事件である。
捜査担当者の中には斑鳩警部補(当時)の名前がある。
11月16日
泡琲中(あわひなか) 4丁目の一家5人が最初の犠牲者。5人のうち4人が死亡。
死因は身体の一部が欠損したことによる出血死。
傷口は化膿していて、皮膚が伸び、千切られている。
リビングにて少女と青年を保護、かなり憔悴している。
玄関から入る際、大きな影を見た気がするが、
犯人の痕跡はなし。死亡した父親が着ていた服のボタンが一つだけ消えていた。
一週間続いて事件が起きている。
11月24日
新たな事件現場にて
( HO2の性別で変える 少年/少女/青年.等 )を保護、他家族は全員死亡を確認。
( HO2 少年/少女/青年.等 )は怯えきった状態で、何か質問をすると家族の名前を出すか、
「大きい怖い、怖い、手、足、ぐちゃぐちゃ・・・」と意思疎通が難しい。
関係性はないと思われるが、死体の近くにキャップの無いペンを発見。
事件は続き・・・
12月1日
昨晩から被害報告がない。
犯人は県外へ逃亡したと思われる旨を報告。
12月3日
捜査打ち切り
凄惨な現場写真が添付されている。
全体的に黒く塗りつぶされている部分が多く見られる。名前や住所などはすべて見ることができない。
――――――――――――――――――――
凄惨な現場写真を見る事だろう。
身体の一部がない死体、その顔には恐怖の色が見られ、子供を庇うように死んでいる親の姿もあり、
これが人間の所業なのかと悪寒が走る。
SANC HO1/3:1/1D3 HO2:1/1D3+1
図書館
『本:花魁鳥市の由来』
花魁鳥市には19世紀、吉原のような遊女屋が集まる通りがあり、笹五位屋はその中でも一番の人気店であった。
笹五位屋には黒い噂が存在していて、花魁と一夜を共にすると次の日別の場所で死体として発見されるというものだった。
しばらくして笹五位屋の一人娘は 「花魁と笹五位の主人が殺人を行っている」という事件の真相を世間に暴露する。その翌日花魁は、自殺した。
殺された人々、また花魁の魂を鎮めるべく、
現在の上黒(うえこく)に慰霊碑が建てられた。
花魁と花魁の名前を取り 花魁鳥町(おいらんとりまち) と呼ばれるようになる。
60年前 市長が おいらんとり市の読み方に苦情が多いため改名。
現代にもそれは引き継がれ、花魁鳥市は今のエトピリカ市となったのだ。
図書館
ラプチャーの御手を検索ワードに入れないと
出てこない情報。
『資料:ラプチャーの御手(みて)』
石でできた像。狂喜の手とも呼ばれている。
その像の持ち主は、精神を徐々に削られやがては完全に狂ってしまう。完全に精神が削られると、狂ったように喜ぶ仕草を見せる。誰が作ったかは定かでないがオカルト的価値はかなり高い。最後に発見されたのは、18世紀イギリスと信じられている。
人を呪う道具として使用されていた。呪われた相手は悪夢を見てしまい、精神を蝕まれていく。使用者は、残虐な行為を行い、それを証明する品を像に与える。
その残虐な行為を呪われた相手は”夢”としてみる。そして夢に抗え無い場合、その行為を行ってしまう。
上黒の慰霊碑
『慰霊碑の話』
ある花魁とその娘のお話。
その花魁の名前は花鶏、花魁はとても美人というわけではなかった。人柄がよく、一緒に居て心地いい、だから人気があった。だけど裏では動物を殺すことが趣味だったと記されていたわ。
ある日、外国人が笹五位屋を訪れたの。
外国人は花魁をすごく気に入ってね、ラプチャーの御手と呼ばれる貴重な品をあげたそうよ。でもそこから、花魁の様子が変わっていった。花魁は表でも狂気にまみれ、ついには殺人に手を染めた。笹五位屋の主人はそれを容認し、死体を別の場所に隠していた。それを許せなかった花魁の娘が 母親と父親の罪を暴いて世間に広めたの。
――――――――――――――――――――
以下RP
青鷺ゆき
「その後告発した娘はどうなったと思います?」
「鬼の子としてその町を追い出されたらしいの。
それからどうしたかは、文献に記載はなかったわ。」
「ごめんなさい、ラプチャーの御手についてはまだ調べきれてなくて。急ぎって事なら、エトピリカ図書館で調べてみては?」
斑鳩家
表面
『HO1 へ』
このメモを見ているということは
呪文の内容は覚えたな。
俺なら、呪文を口伝できる。
俺は魔力を魔方陣に貯める為に
とある場所に篭ろうと思う。
犯人にこのメモが渡ってしまうことを危惧し場所は記さない。お前ならきっとわかってくれるだろう。
あぁ…机の右の引き出しにハイチュー入ってるから、持ってきてくれ。よろしくな。
斑鳩。
笹五位家
『机の上に置かれたメモ用紙』
本に対しての注意書きのようだ。
この本を読んではならない。鬼に呪われ、
身体を奪われる。
僕の身体はもう”僕のもの”ではない。
奴は僕の体を自由に乗っ取る。
僕を止められるのは君だけだ。
図書館
『新聞:2008年11月~12月の新聞』
-2008年11月-
家族殺害事件 犯人未だ見つからず――
11月17日
11月16日から始まった残虐な事件、警察側は未だに犯人を特定できていない。目撃者からの情報によると、おおがらな男が血まみれで歩いていた、などの証言がある。一刻も早く事件が収束することを願う。
同日、別の記事
灰州(かいす)1丁目にて家族4人の刺殺死体が発見される。凶器は刃物と思われるが、まだ見つかっていない。警察側からは、家族殺害事件とは別の犯人の可能性が高いと発表されている。生き残りの少年(15歳)はかなり混乱しており、精神疾患が見られるとのこと。
-2008年12月-
事件の真相は闇の中へ――
12月4日
事件の犯人は県外か国外へ逃亡した恐れがあるとの事が警察より発表された。あまりにも早い捜査打ち切りに市民も警察側へ憤りを覚えているようだ。
12月7日
エトピリカ市の人口減ーー
ここ数日で県外へ移住する家族が増えている。特に事件が起きた泡琲中(あわひなか)は空き屋が多くなっている。このままではゴーストタウン、廃墟化してしてしまうと懸念されている。
ネット情報
『ネットのスレッド』
いくつかスレッドがたっている。
「犯人は女だ! いや、大柄な男よ!血まみれの女が歩いてるのをみた! ちがう!血まみれの男を俺は見た!」
という風に情報が錯綜(さくそう)しているようだ。その中で一つ気になるスレッドがあった。
HN:とある男子高校生
「犯人は生きている。俺は知っている。俺はそいつの家族を殺しに行く。今までのうのうと生きてきた罪を思い知らせてやる。」
名無し「なになに?殺人予告??ひゃばwwwww」
名無し「なりすましか??????こっわww」
名無し「ネットやってるような根暗が??殺人!?ねくらまんちすとwwwwwwwww」
名無し「審議中」
名無し「これは根暗とネクロマンチスト(死体作り)をかけていますね」
名無し「うまいな」
名無し「うまくねえだろ・・・」
斑鳩家
表面
『呪文:悪霊退散』
異生物に取り付かれた人間を自由にするための呪文。
しかし呪文は複雑且つ、民族的なものが多く含まれているため、秘密を守るためにも口伝(くでん)が絶対条件である。物や魔術回路に魔力をためることに一日かかる。呪文使用者のみ10MPを消費する。
そして使用後、敵の精神力との対抗が必要(POW対抗)。呪文取得者であれば、その対抗に参加することが可能。しかし、能力の半分(切捨て)の加算である。
もし、すべての対抗に負けた場合、
魔法陣は呪文を唱えた者の魔力を全て吸収する(MPを1残し吸収)
斑鳩家
『斑鳩の日記』
2008年11月17日
嫌な事件が続くな。やり方が酷すぎる。
警官として早く解決しなくちゃな。
2008年11月30日
最悪だ。まさるくんのおかげで犯人はわかった。
彼女は悪魔に憑かれている。
親父の後を継ぐのが嫌でここまで逃げてきたが、
まさか親父の呪文を使う日がくるとはな・・・。
2008年12月1日
事件は解決だ。悪霊は消えた。
あいつらは悪くない、やりたくてやった訳じゃないのだから。彼女達から今回の事件前後の記憶を曇らせておいた。これで大丈夫だろう。親父が言うように俺にはエクソシストの素質があったのだろうな。
あとは事件を終わらせるだけだ。
2018年12月16日
明日 決着をつける。
笹五位家
『グラーキの黙示録12巻 複写本』
本を開いた瞬間、(英語ロール失敗成功関係なく)
頭の中に冒涜的で吐き気を催す、大量の情報が流れ込む。
小さな悪意に漬け込まれるような感覚が身体を支配する。
(以降、イゴーロナクの出るシナリオでは身体を乗っ取られる可能性有り。)
SANC 1D3/1D6
〈クトゥルフ神話〉に+3% 研究に要する時間は平均6週間。
習得呪文
<イゴーロナクとの接触>
研究した場合習得する呪文
<イゴーロナクの子供との接触>
――――――――――――
<イゴーロナクとの接触>
「イゴーロナクの手」を使用する。
呪文を行使するには、像の土台にある粘土部分に対象者の名前を刻み込み、
それから術者が苦痛と悪意に満ちた行為を誰かに行う必要がある。
また、その事件に関連する小さな品を取ってこなくてはならない。(シャツのボタン等)
「イゴーロナクの手」の手のひらに小さな品を置き、SAN減少1D8と10MPを消費する。
呪文の対象者は悪夢(SANC0/1D2)と衝動を経験し、この衝動に耐えるには「手」とのPOW対抗ロールに打ち勝たなければならない。15からスタートし、手が負けた場合1ずつ減少する。(逆に勝つと1ずつ上昇する)
もし対象者が対抗に失敗した場合SAN減少1D6。また術者が行ったような行為を行ってしまう。
笹五位家
『笹五位まさるの日記』
2008年11月10日
花鶏ちゃんに告白された。返事はまだしていない…。
あの子はちょっと怖い…目がおかしい。狂気的だ。
2008年11月12日
花鶏ちゃんから僕の名前が書かれた、腕を模した像を見せられた。気持ちが悪い。
それから英語の本を貰った。英語なんて読めないのに…一応貰っておこう。
告白された日からよく僕の家に来る。嫌な予感がする。
2008年11月16日
酷い…あんまりだ。家族を殺す夢を見た。人を殺したい。
殺人衝動が止められない。
夢だ。夢。…落ち着いたらもう一度寝よう。
2008年11月17日
斑鳩さんに保護され、今は病院に居る。
昨日、気がついたら血まみれだった。目の前には怯えた男子高校生くらいの子が居た。
僕の手には包丁が握り締められていた。必死に走って家まで逃げる。これもきっと夢だろう。
それから起きたら自室だった。
夢だったら良かったのに。リビングに行くと花鶏がいた。
花鶏が、家族を殺した。僕の家族を。
あいつは笑ってた。好きだよって。
2008年11月30日
毎晩毎晩…人を殺す夢を見る。
父親、母親、子供…関係なく殺す…。
今日、花鶏が病室に会いにきた。あの像を僕に渡して、あの時の笑顔で
好きだよと伝えてきた。夢じゃなかったんだ。
僕は怖くて、動けなかった。あぁ…もうこんなのは嫌だ。
花鶏が犯人だ、そう斑鳩さんに伝えた。今起きている全ての原因だと。
2008年12月1日
斑鳩さんがすべてを終わらせてくれた。
でも…ここ最近の出来事が脳裏に焼きついて離れない。強く強くこびりついたまま。
なぜ斑鳩さんは花鶏を野放しにするんだろう…
―――――――――――――――――――――
2018年9月16日
幸せだ。妻が妊娠した!
なんて最高な日なんだろう。
このまま幸せになって…いいのだろうか。
いや…考えるのはやめよう。昔のことも忘れるんだ。
花鶏はどこか遠い場所へ引っ越した。
彼女はきっともう戻ってはこない。きっとそうだ。
2018年12月12日
今日は二つ嫌なことがあった。
ともえが殺された。殺したのはあの時の男子高校生だった。面影があった。
覚えていたのだ…僕の顔を…そりゃそうだよな。
もう一つ、花鶏を町で見かけた。あいつ帰ってきていやがった。
あいつのせいですべて壊れた。あいつのせいでこわれた。
あいつがこわした。…あいつを壊す。そうだ…
同じ目にあわせなきゃ…対等じゃないよな?
さて、最初の犠牲者は…あぁ、あの男でいいか。
なにを言っているんだろう。ともえは、生きている
―――――――――――――――――――――
SANC HO1:0/1 HO2:1/1D4 HO3:1/1D6
4日目以降、斑鳩が残した最後のメモ
『HO1』
もし、間に合わなかった場合のためにこれを残す。
これを見たらお前の家族を連れて、すぐに街から逃げろ。なんて聞くタイプじゃないな。
下記に魔法陣作成方法を記す。
根気のいる作業だ。負けるなよ。
魔法陣作成方法
魔法陣は俺が作成したものを使え、
あとは24時間かけて魔力を込めるだけだ。(POW1を消費する)